エリ

来るのエリのネタバレレビュー・内容・結末

来る(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ホラーだけど、中島監督だし好きな俳優さんたくさん出てるし予告編めちゃくちゃ面白そうだし、というわけで鑑賞にふみきりました。結果、これ映画館で観れて良かった!レビューみてたら賛否わかれてるみたいですが、私は好きです。
前半は人間の嫌な部分をこれでもか!と見せつけられ、後半は化け物の凶悪なパワーと対決する壮大な弔い。前半だけでも十分面白いのに、後半の洋画のような盛り上がりでテンション上がりました!
俳優さんたちの演技も素晴らしい。妻夫木くんは大っ嫌いになりそうなぐらいクズ男だし、太賀は出番少ないけどしっかりと重要な役で迫力があったし、黒木華ちゃんの堕ちていく演技最高!!!あの盛り塩踏み潰したあとの笑顔でゾクゾクっとしたし、彼女のこの表情みれただけで映画観たかいあったー。
そして結局、化け物そのものが怖いのではなくて人間が怖いんだよなぁ。化け物はおそらく昔からの何人もの子どもたちの怨念だから(親に捨てられたり虐待されたり)、妻夫木くん演じる夫が真人間だったら狙われることもなかっただろう。一見アウトローに見えるが誠実な野崎と真琴が子どもを救えたラストは希望を感じた。
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