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来るのその他のレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
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同監督作品観るたび抱く感想なんだけど、序盤30分くらいはオカルト以上に「こんなことある?」って気持ちになった。あるんですか?あるんですかね。なんかTwitterでちょくちょくバズる「こういう人間がいた」「田舎はこんなにも怖い」みたいな悪口ツイートを寄せ集めてみんなが不快になるような人間をつくってみました!みたいな薄っぺらさで別ベクトルの不快さがあった。前半は「お化けなんかより人間の方が怖いんですよね!」と思わせたいがためのお膳立てにしか見えないところをとにかく人をイラつかせるのがうまい妻夫木聡とか上目遣いでじっとり睨みつけるような黒木華とか演者たちの力量でなんとか持たせ、後半はオカルティックジェットコースターで押し進めていってそれはそれで退屈しなかったけども自分の場合は松たか子のことが死ぬほど好きだから観れたわけで、大好きな女を人質に映画一本観たような気にさせられたよ。中島哲也、松たか子さえ使っときゃ間が持つと思ってそう。岡田准一を殴ったりタックルしたり白装束で「来なさい」とか言う松たか子を観れるのは今のところこの映画だけなのでこちらとしては観たことないオモシロ松たか子を見させてもらってありがたいけど、それとこれとは別だからな。除霊師たちが出るシーンと松たか子全般と儀式の場面は良かったけど全体としてはなにがなんやらよくわからなかった。
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