このレビューはネタバレを含みます
本当のクズ人間ばかりが出てくる。一見まともな人間に見えるが、全員、クソが付くぐらいのクズ(悪)。妻夫木が1番クソだった。
善を取り繕う身体に寄生する青虫。クズの象徴。そこらへんにも沢山いる。知らぬ間にやられてるが誰も気付かない。
クズ退治が面白い。こちら側に屈服させる為に、リスペクトという壮大な儀式。古来から神も悪魔も同じ扱い。人間世界も変わらない。しかし神官やらシャーマンやら神聖な者たちでも、一歩間違えばクズになる。ドンドンやられてく。怖い怖い。松たかこ、柴田理恵、小松菜奈がとてもよかった。
想像力を掻き立てられる。
とても勉強になった。
追記。『震える舌』を思い出したのは何故だろう。