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座頭市 THE LASTのmitakosamaのレビュー・感想・評価

座頭市 THE LAST(2010年製作の映画)
1.4
香取慎吾と綾瀬はるかは日本の地雷2大俳優だと思うのだが、よりにもよってこの二人が座頭市のリメイクという暴挙に起用されてる。
綾瀬版はまだ見れたが、こちらの慎吾版はホントに見どころが何一つとして無い駄作だ。

冒頭で妻(石原さとみ)を殺されて百姓になる市。身を寄せた村では農民や漁師がヤクザに虐げられていて、市も同じようにやられるが再び戦いへ。

ヤクザの親玉に仲代達也。良いキャラでスケールのデカそうな悪役だが何が悪いかはボンヤリしてる。

阪本順治もつまんない作品の監督を請け負っちゃったなぁ。ヤクザと平民との関係や、座頭の描写をリアルに表現したかったのだろうか?
演出意図はわからんが、出来上がった映像からはシミったれてクソつらまん話でしかなかった。
曽利文彦は少なくともケレン味はあったからね。今作はそれもない。

何より香取慎吾の演技が酷い。戦いながらウガーとかウギーとか力んで声を発してはいるが、頭の悪い子供が駄々をこねている様にしか見えん。

著作権が切れパプリックドメインになり、誰もが座頭市のキャラクターを使える様になったが、願わくばちゃんとした演出家と俳優で制作して欲しい。
個人的には岡部淳也の座頭市対プレデターの長編が見たいが。
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