このレビューはネタバレを含みます
舞台挨拶も込みで行った。本人たちをみられるからまあたぶんテンション上がって「いい映画だった!」って言っちゃうんだろうなあと思っていたけど、舞台挨拶無しでも良かったと思う。もう一度観に行きたい。あー成田凌かっこいい橋本愛美人はいはいエモいエモい、で終わりの映画じゃなかった。
気まぐれで起こした行動だけど、「椎名くんが」したことによって急速に、鮮やかに、意味を持ち始める瞬間が幾度となくあってスッキリしたのと反対に少しのじゃりっとする苦しさがのこった。
そういうシーンがあるたび、わたしは椎名くんにも、椎名くんの興味をひける人間にもなれない。そんなのは当たり前だけど。椎名くんは他の誰でもない椎名くんだから、みんなだいすきなんだよね。って自己完結して観ていた。この一連の流れと全く同じことを高校時代、派手なひとたちをみていて考えていたなあ。全くうらやましくはなかったけど。嫌味とか妬みとかではなく、ただの感想です。
一人一人について詳しく説明してくれないし今後どうなる、みたいな匂わせもないから、人によっては「で?なにが言いたいの?」ってキョトンとする映画かもしれない。
椎名くんが「私」の名前を覚えてなくて、本当に良かった。