ここは退屈迎えに来てのユヒのネタバレレビュー・内容・結末

一人一人、全員が主人公だった。
忘れかけていた青春時代の気持ちを思い出した。教室のあの空気感、懐かしいな。　お金を出してでもあの時間に戻りたいという台詞があったが、共感しかない。お金では買えない価値のある時間というのは確かに存在するのだろう。

“椎名くん”を軸に映画は進んでいく。
いつでも皆んなの中心にいて、みんなの憧れ、自分ではきっと手が届かない、、
椎名くんの周りにいる女の子たちはみんな彼のことをそう評価していたし、私があの教室に存在していたとしても確実にそう思うだろう。
そんな椎名くんでさえ、いや、だからこそなのかもしれない。人生上手くいかなくなって落ちぶれたりしていく様になんだかリアルを感じてしまった。
あれだけ輝いていた椎名くんが、結婚する相手の女性には「つまらない男」と評価されたシーンはめちゃくちゃ痺れた。