サトウ

ラスト・ムービースターのサトウのレビュー・感想・評価

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)
3.0

2018年9月6日に82歳でこの世を去った有名な稀代の映画スター、バート・レイノルズの最後の主演作。名前は変えてあるけどモデルは本人。 
おいぼれ映画スターが小さな映画祭で賞を受賞し行くのだがあまりのしょぼいおもてなしに腹を立てなぜかそこから自分の人生振り返りツアーに出かける。
ヴィックは最初の妻を有名になり始めると捨てた。振り返ってみると彼がスターであるということ抜きにしてありのままの彼を愛してくれたのは彼女だけだった。そこでその妻は認知症を患っていたが謝罪し、もう一度結婚して欲しいと彼女に頼む。もう認知症だからわからないんだけどね。
そして落ち着いた映画スターは大した賞ではないけれど自分のことを好きでいてくれているファン達からの賞賛を受け入れられるようになるという話。

でも女側からしたら遅すぎだしサイテーすぎだし男だけ謝罪した気になってすっきりされてもムカつくけどw 許せないw でも死ぬ前にスッキリさせて逝きたいのもわからなくもないw
「私は何を成したのだろうか?私の出演作は結末が読めるものばかりだ。作品の冒頭からね。人生も同じだ。誰もが結末を知っている。だが途中であらすじは変えられる。
名プロデューサーのジョセフ・メラヴィーンは言った。“第2幕で無様な演技をしても、第3幕がよければ客は忘れる”
私の第1幕はひどかった。 第2幕はおろか第3幕の大半もダメだった。捨て鉢だったよ。だが皆さんに救われた。幕を下ろすのはまだ早いと気づけた。」
結局1幕も2幕も酷くても終わりよければすべてよし…そうだよね、みんな最後がめちゃくちゃよかったら一幕二幕のことなんて当事者じゃなければ気にしないよねwww
私もろくな人生じゃないから第二幕第三幕で巻き返していこうかなwww

クエンティン・タランティーノ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」に出る予定だったけど惜しくも撮影前に逝去という、これが最後じゃなかったのも凄いスターだな
サトウ

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