このレビューはネタバレを含みます
昔の栄光が無い自分には分からないけど、歳を取ると若い頃の自分勝手な思い込みや他人へ対する思いやりに欠けてた事に気がつく事が有ります。
ウイックを演じるバートレイノルズの映画は見たことは無いのですが、年老いた彼が昔の栄光と歳を取った自分を嘆く場面、でも我儘で自尊心が強く面倒な年寄りの姿が、まるで彼本人の物語に思えて来ます。
歳を取るって寂しいけど、ウイックにはモーニングを食べる友達が居るし、可愛い相棒も。
そして、彼に振り回される変わり者の女の子リルは、本当は良い子で自分に自信が無いだけなんだと解ってくる…だからウイックも会いたい人が居るとリルに自分の心の哀しみを打ち明けたのだと思うな。
頑固でヨボヨボのウイックの姿を観てるうちに、全然違うけど亡くなった我儘だった父親の姿を思い出しました。