このレビューはネタバレを含みます
怖いのか怖くないのかよくわからない映画。
怖いというより不気味な雰囲気。
ホラー映画にありがちな、いきなりドーン!大声キャーなシーンがないのは好き。
かなり間が多く、静けさで怖さを与えようとしている。
妹の電柱ドーンの一連は結構エグかった。が、そこがピーク。
電柱ドーンを超えるくらいのシーンはその後なく、理解が追いつかないまま終わっていく。
初めは鳩の首を切った妹の首が切れる→次は妹の首を切った兄の首が切れる→次は兄の首を切った人物の首が…。
と、どんどん「継承」していく作品かと思ったら全然違った。
この映画は表情がいい。母親の狂った感じの表情。瞬きなしのピーター。笑わず不気味なチャーリー。
お父さんが被害者過ぎて可愛そう。殺す必要なかったでしょ…。
演出も音楽もいい。
オチがいまいち?
伏線などがしっかりと回収されている。
ただ、最初と最後のミニチュア視点は何だったんだ?
パイロンからみたら、人間の営みや今回の騒動なんて、ミニチュアを作っているようなものってことなのかな?