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警察再生のdjangoのレビュー・感想・評価

警察再生(2017年製作の映画)
4.5
オークランドの警察署を2年間追ったドキュメンタリー。
黒人への人種差別問題や、警官の暴行問題など、幅広く追っている。
『フルートベール駅で』という映画がありますが、あれもオークランドなんで、この映画とも密接に関係していると思います。というより、ドストライクです。

映画のかなりの部分を、警官の過剰暴力をやめよう!黒人差別をやめよう!という部分に使っているのです。

あとは、強制売春や強姦もやっているみたいで、本当に警官か?というのはある。

一方で怒れる市民は、警官目線だと相当な脅威なのも確か。
無抵抗の人間殺されたら、そうなるのも仕方ないが…。

絶対にオークランドには住みたくないな。と思うようなドキュメンタリーだった。
家に泥棒が来たから警察署に電話したら3日間待ってくれ。と言われるらしい。
その間泥棒は盗みたい放題。

犯罪が多すぎて警察の能力を超えている問題もある。

オークランドの警察署について、登場人物の1人が、有害で男性的な文化という表現を使ったのは気になった。
有害で男性的で不愉快な文化に言い換えられ、合計で3度も言われるんだ。
酷いじゃないか。
誰か男版の田嶋陽子みたいな奴が出てきて、こんなこと言う奴をボコボコにして欲しい。

この映画は、フルートベール駅事件が起きて、変わるぞ!変わるぞ!変わるぞ!と言っていた警察署が実際は何も変わってなくて、偉い人がみんな辞任していくという切ない(笑)ストーリー。

タイトル詐欺ですね。
『フルートベール駅で』や、警察官の黒人差別に関する知識を補足する意味でこの映画の価値は高い。
前半と後半でテンションが違い過ぎて(笑)
たかが改革一つ!
馬鹿なことはやめろー!
やってみなければわからん!
死亡(笑)
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