ロウ・イエ監督らしくない映画ですね。
薄っぺらいシナリオゆえの苦肉の策でしょうか。動き回る手持ちカメラ、細かく切り刻まれた編集、だけどそれじゃあスパイアクションものにはなりません。
モノクロで撮っているのであれば、ロウ・イエ監督らしくじっくり俳優を生かして撮ればよかったのにと思います。そうすればフィルム・ノワールっぽく見られるものになったかもと思います。
それはしたくなかったのかも知れませんね。
「サタデー・フィクション」
モノクロ映像、動き回るカメラ、細かく切り刻まれた編集、さて…
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