いくつになっても、時代が変わっても、このラブストーリーでは号泣する自分がいる。雨の映画と言ったらこれを思い出し、この先私が大事な誰かに出会ったり失ったりした時に見たい映画でもある。
死者ともう一度出会えたら。非現実なことだけど、その数日間がこの先何十年と続く人生の大きな糧となるなら、こんな梅雨も一度くらい経験してもいい。一生分の涙を流して、次にいこう。そう素直に思える別れの映画。
日本版がとっても好きで、その日本版が今軽い気持ちで見れない今なんとなく先延ばしにしてた韓国版。やっぱり見てよかった。幻想的な雨の映画は韓国が作るファンタジーの世界と相性がいい。幻想的な御伽話しになった。
日本版にはないラストのスアのエピローグ。これがすごくよかった。どれだけウジンを愛しているか、ジホを愛しているか。生きたくて生きたくてたまらなくて、32歳で死ぬとわかっていてもウジンと共に生きる道を選んだスア。
「私の時間をまるごと愛したわ いい人生でした」
そう思える人生を、私は今過ごせているだろうか。
ソン・イェジンの美しさ（この映画のソン・イェジンは私の見た中で一番キレイでした）子役の演技も素晴らしく。苦手だった（顔が…）ソ・ジソプもぼーっと生きているようで純粋な素朴な人柄が手にとるようにわかるしうまい。学生時代のスアとウジンが可愛すぎて！！ウジンの電話を待ったりかけよう、ああでもやめよう…という落ち着かないスアやついつい意地を張ってツンデレしちゃうスア。（バカ！私のバカ！！って頭打ちつけるのもう可愛すぎて～どうしよ～）
梅雨の時期に見たい最高に甘酸っぱくて泣ける映画。
