このレビューはネタバレを含みます
契約で始めた恋が、本当の恋になっていく話。
恋人としたいことを叶えていく純粋な美雪が可愛らしく、ぎこちなくそれに応じる悠輔は笑える。
主人公が余命わずかという設定は、ありがちだがやはり好き。
命の短さと時間の大切さを思い出させてくれる。
恋人ならこうするだろうとお互いに試行錯誤するのが、余計に本当の恋人の仲が深まっていく様子を見ているよう。
100万円の援助と引き換えの交際、フィンランドにオーロラを見に行った美雪を行き先のメモだけを頼りに追いかける悠輔など、非現実的な流れは気にならないことはないが、臭さがまた泣ける。
この手の映画でよく最後に描かれる、死後の描写はなかった。