全3編のオムニバスも僕には全く刺さらず。おそらく新海ラインなんだろうけど、あまりに何も起きないんで困ってしまった。
ただメインが上海、さらに郷愁とあって上海の人には刺さるのかも。というのも中国の成長ってほんとすごいじゃない。上海なんかも30年前とは全く違う「場所」になってしまった。そしてその違う場所に対する郷愁ってすごいんだよ。だって「モーレツ大人帝国」でいい親父が泣くんだから。
だからよくとってあげるならこの映画はその「郷愁」を知っている人には刺さるかなと。でも自分にはとにかく一人語りが多すぎてしまい、なんだこの作品はという感じになってしまった。うん、すまないねえ。
カセットテープを鉛筆で巻き戻したりとああ、懐かしいなと思うものの、そこからのありきたりな展開にうーんとなってしまったのは事実なんだよ。
ただ僕が「変わりゆく東京」の映画を見たら大して出来が良くなくても少し評価してしまうだろう。そんなもんだよ、評価ってのは(丸投げブレーンバスター)。