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パッドマン 5億人の女性を救った男のCUのレビュー・感想・評価

5.0
不屈の精神で女性の生理用ナプキンを安価につくりだす方法を編み出し、2000年初めのインドにナプキン使用を普及させた男性の物語。

2000年初めでもインドでは女性が生理になると、5日間家の中に入ってはならず、男性にも触れてはならない、またナプキンが普及していないため布を当てがい対処するという方法をとっていた。

その背景にあるのは、昔の日本にもあった「穢れ」の概念。要は生理は長い間インド社会にとって穢らわしものと捉えられていたわけだ。

主人公のラクシュミは最愛の妻と結婚して、そのことに強い疑問を感じるようになる。でもその時は薬局でナプキンを買うと55ルピー。家系を圧迫しかねない値段だった。

そこで主人公は自分の手で安価で丈夫なナプキンをつくりはじめる。しかし生理の話題を「恥」「汚らしい」と感じるインド社会で、彼の行動は大変な避難を浴びることになる…

というのが物語の始まり。

やっぱり世界を変えるのは、こういうバカ真っ直ぐでバカ正直な人間なんじゃないかと改めて思った。

あとインド映画、面白いなー。歌あり踊りあり。観ていて元気をもらえる。で、泣けるところあるし、コメディ要素も満載。エンターテイメントとしての映画の理想系なんじゃないでしょうか。この映画、大好きです。
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