見てよかったし人にもオススメできる系。
序盤の田舎の嫌なところを煮詰めたような描写に辛くなりながらも見進めていくと、パリーが出てきたあたりでパッと靄が晴れるような感覚。そこから国連演説のラストまではわくわくしながら一気に。
主人公の情熱と不屈の心は素晴らしいけど、妹沢山の女系家族のわりにはちょっとデリカシーが足りないよね。
環境が人を作るという例で田舎のガヤトリと都会のパリーの対比が描かれている。
都会でリベラルな育ちをすればパリーのような自立し進歩的な女性にもなれるのかと思えば少しは救われる気持ちだが、そんな女性ははたしてナプキン使用率の12%よりも多いのか少ないのかとも考えてしまう。
そして題材ゆえにクウェートとパキスタンでは上映禁止だそうで、届いて欲しい層に届いていない歯痒さが残る。
