パッドマン 5億人の女性を救った男の猫背のレビュー・感想・評価

異色のヒーローもの。ナプキンは悲しみを吸い取る。
自らの手で生理用品用の機械を作る様子はアイアンマンさながら、自ら装備して血まみれになるのも面白い。けど技術の開発以上に、穢れ・恥といった思想との戦いが見ものだった。化学も理屈も通じない社会でダメになりそうになった時、アーバンな女性が引き上げてくれる。
成功をちゃんと貧困層に還元していくのが立派だった。違った論理で動いてる場所に戻っていき理解される方法で働きかける。人のために生きるを地でいくラクシュミに対してパリーの下した決断が泣けた。