人間臭さがあまりない。クールな未来感の演出といえばそうなのかもしれないが、もう死んでしまったキャラ含めてもう少しみんなのこと知りたかったな…という気持ちが残る。人物の関係性や背景があまり描かれない中での感情の発露が、少し唐突に感じる部分もあった。
造形に関しては原作から影響を受けた名作がいくつかあるから、まったく新しい世界観のようで馴染みのある不思議な感覚。シールドや虫みたいな武器、砂からの出現方法は目新しくワクワクした。あと尿の水分はどこに行くんだろう。
物語全体が完全に未来の方向を向いていて、プロローグ的な位置付けだと考えるとまあ上々だし、うまくまとめたんだろうな〜と思う。けど欲を言えばこの時点で最高であって欲しかった。次回作がんばってほしい。