つばさ

パッドマン 5億人の女性を救った男のつばさのレビュー・感想・評価

3.9
「新しい何かを発明するとは?」
鑑賞中、ふと塾の講師の話を思い出しました。それは、「福沢諭吉が橋本佐内を尾行した話」です。福沢諭吉は1万円札の肖像として有名ですが、橋本佐内も同じ偉人。当時、学生だった二人は医師を志し、同じ塾で猛勉強。二人共優秀ですが、橋本佐内の方が頭一つ抜けて成績が良かったのです。福沢諭吉は橋本佐内に成績で負けないために、毎日遅くまで勉強していました。しかし、橋本佐内は毎晩どこかへ行き、遅くに帰って来たそうです。福沢諭吉は毎晩、外に遊びに行っている橋本佐内になぜ成績で負けるのか不思議でした。ある日、福沢諭吉は橋本佐内を尾行すると、暗い橋の下で橋本佐内は浮浪者の診療・治療をしていたのです。その時、福沢諭吉は悟りました。「成績を上げるためにいくら勉強しても、人の為・世の為に尽くす橋本佐内に勝てない事に」・・・・。
ネットで調べると、フィクションのようですが私的には印象深い塾の先生の話でした。

あらすじは、生理用品が普及していないインドで試行錯誤を繰り返し安価な製品を開発するというノンフィクションです。
上記のように、困っている人を助けたいという強い信念だけで、どんな壁に遭遇しようと負けずに立ち向かう姿に感動しました。

余談ですが、私もメーカー(営業)に勤めており新しい製品を開発したいと思っています。その為にはニーズをしっかり把握する必要があるですが、中々難しい日々です。又、今作のナプキン製造機に私の会社が製造している製品と同じジャンルの機器が付いており、非常にびっくりしました。
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