このレビューはネタバレを含みます
探究心、純真さで世界がいっぱい、思春期を迎えた小学校四年の少年のある夏のお話。
謎を解き明かすまでスピード感ある展開に目が離せません。
ジブリ作品とは違った、ありそうで絶対にないSF。
「世界の果て」って何なのか。どこにあるのか。宇宙のもっと先なのか。
自分が小・中学生の頃に抱いたワクワク、ドキドキ、この世界に対する、自分が今生きていることに対する謎、不安を思い出しました。
「大人になれば、謎はわかるかもしれない。
果てに行けるかもしれない。」と。
主人公青山くんの言葉通り、生きていけたら、本当に果てに行けるのかもなぁ、とも。
一日一日、世界について学んで昨日の自分を上回る。
世界のあらゆる謎の答えは世界の果てに繋がっている。
世界の果てに通じる道は、「ペンギン・ハイウェイ」なのだ。