Saaaaa

フード・インクのSaaaaaのレビュー・感想・評価

フード・インク(2008年製作の映画)
4.3
自分の口に入るものにもかかわらず極力 、”汚”とされている工程から目を背け、安く簡単に腹を満たそうとしている人間たち。

そもそも牛や馬、鳥たちを私たちと同じ動物というカテゴリーとして見ておらず、製品として捉え、映像の中で飼育管理者が出てきたが、それらの動物に対しての扱いが悲惨だった。ここまで酷いのかと唖然とした。

私の育ってきた環境下で、家畜に関して深く関わってこなかったし、スーパーに販売されている肉をごく普通に食べていた。しかし私の口に肉が入るまでの裏側の実態には、自分の命を食い繋ぐことで精一杯で違法労働している人もいて、肉を食べなくなると、その方たちの生活も壊れてしまうことになる。完全に肉から断ち切るのではなくて、命を頂戴していることに有り難みを毎回感じて食べることが、私たちにできる最善であると思う。


人間の生命を繋ぐのは食べ物ではないか。医療の発達により多くの薬があり、何かあれば薬に頼りがちだが、若い時の代償が4.50歳過ぎたくらいにガタがきて大きなものを失う前に、今からできて自分の生活に合うものを見つけていくことが必要だと感じた。
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