シアーシャ・ローナンの演技力が素晴らしかったです。
それ以上に、切なすぎるストーリーに最後は少し涙ぐんでしまった。
お互いに好きなのに上手くいかない恋愛のひとつなのかな。
どちらかがもう少し大人だったり、余裕があれば違う結末があったんだろうな。
未熟で若さ故の不安定さや心の葛藤をシアーシャは繊細に演じていて、まだ若いのに本当に上手い役者だと思う。
出会った頃の幸せに満ち溢れた姿と、結婚した時との対比を見せる為に、過去と現在を行き来しながら進む時間軸が、フローレンスが徐々に不安を抱えていく姿と重なって山場に持っていく演出が良かったです。そのおかげでフローレンスの感情を追って行きやすかった。
そこからラストまでは、予想してなかった展開だったな。
私は、見終わった後にララランドを思い出した。
こういう時は男性の方が長い間、感情に囚われてしまうものなのかな？
