Chika

私の人生なのにのChikaのネタバレレビュー・内容・結末

私の人生なのに(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

脊髄梗塞で下半身不随となった新体操選手の瑞穂の苦悩と成長を描いた作品。
両親も苦しい中一生懸命支えて、大学の友達や誉田も優しく励まそうとしていて周りがとても素敵だった。
瑞穂も明るい子で素直に受け止めるけど1人になった途端悲しみで溢れてしまう。
そんな姿も見てきた母の日記もグッときたな…

誉田は障がい者でも競技に関わることが出来る選択肢を提案する。
突然現れた幼馴染の淳ちゃんは昔文化祭で一緒に歌ったようにまた歌おうと誘う。
どちらが正しいということはなくどちらも優しいと思うのだけど、淳ちゃんが素敵だと思ったのはインターネットで調べていた「歌 リハビリ」について何も話さなかったこと。「何で歌なの?」と聞いても「だって楽しかったじゃん」しか言わない。相手の為も勿論あるだろうけど、まず自分がそうしたいからってことを主張する辺りがかっこいいな、と。
ちょっと面白かったのは、「走れないのにRunner歌ったらおかしいじゃん」と言う瑞穂に「じゃあだんご三兄弟歌ってるの誰だよ?だんごか?だんごの三兄弟なのか?およげたいやきくん歌ってるのはたいやきなのか?」ってところ笑 それはそうなんだけど、なんか説得力に欠ける例え(笑)でも凄く好き(笑)

エンドロールを見ていて気付いたのですが、劇中歌の一部の作曲は稲葉友くんがされてるんですね。調べたらバンド活動もしているようで。歌声も好きでした!
知英はどんどん日本人役が嵌ってきてる気がする。嬉しい。今後も楽しみにしてます。
Chika

Chika