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家族のはなしのブースのレビュー・感想・評価

家族のはなし(2018年製作の映画)
3.8
陸上選手として期待されながら怪我で挫折した拓也(岡田)はそれ以来目標を見失う。リンゴ農家を営む父(時任)は拓也に優しく接するが、拓也はそんな父を疎ましく思い東京の大学に通うようになる。暫くしてバンド活動に夢中になり、デビューを果たし大学を退学する。だが、そのバンドも解散する事になり、再び挫折を味わう…
◉鉄拳の原作を映画化。
実写にパラパラ漫画を織り交ぜた構成。
親からの仕送りを貰いながら自堕落で身勝手に暮し、挙げ句の果てに大学を中退する…典型的なドラ息子だが、夢破れて里帰りを機に自分に対する父の愛情を知る。
拓也の父と同じ世代になった自分にとってスッと入ってくる内容。
決してお涙頂戴ではない普遍的な良い話。
大作でもなく、ベタなストーリーだが、それだけにダイレクトに心に染みる。
目頭を熱くさせてくれる作品。
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