行くとか
行かないとか
どっちやねんはっきりせぇ!
と言いたくもなるんだけど
結構複雑で
なんかだんだんと語り部が言ってる
「彼」ってのが
主人公のことなのか
主人公が成りすますことにした小説家の
ことなのか
よく分からなくなったりした。
マルセイユの街の雰囲気自体は
そんなに殺伐としてないけど
領事館に一旦入るとそんなことはなかったり
「港町ではみんなお喋りしたくて
堪らない」
とか
「お喋りしたいわけじゃなくて
誰かと食事したかっただけ」とか
如何にも純文学的な
言葉回しが面白かったりしたし
ファシズムが現在も生き残ってる的な
SFチックな感じの設定も
別に嫌いじゃないんだけど
もう少しSFぽさがほしかったかも