きのはる

ウトヤ島、7月22日のきのはるのレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
3.5
予兆も伏線もなく突然始まるのがリアルっぽいなと思いました。
主人公のカヤさんは何回かお母さんと電話するのですが、お母さんの方の声は一切聞こえません。カヤさんが「絶対妹を見つけるから」と泣きながら行った時お母さんがなんて言ったのか気になります。お母さん的には自分だけでも逃げろとも絶対に見つけろとも言い難いでしょう。
逃げて隠れている人たちが喧嘩しそうになったり負傷して唸っている人に辛く当たっているように見えるシーンは見ていて辛かったしやはりリアルだなと思いました。私だってその場にいて怪我人に「助けて」とか言われたら「うるせえ!!」と怒鳴っちゃうかもしれません。悲しいことに。
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