てぃだ

ウトヤ島、7月22日のてぃだのレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
3.1
遺書を作っておくべきかなぁ
と最近実はよく思う。


別に医者から余命云年とか
宣告された訳やないし
不謹慎とか怒られそうだし
残すほどの財産もないし
自殺する気も今はないけど

やっぱり人間いつ何時
何が原因で死ぬかって分かんないよなと。

本作を見ながら
改めて思った。

2011年
ノルウェーのウトヤ島で起きた
最悪のテロ事件
犯人は極右の若者。
71分間続いた銃声。
77人の若者が死亡。
99人が重軽傷。
300人以上がトラウマを抱える。

この事件をドキュメンタリー
風に(あくまで風でフィクション)
捉えた本作は
あくまで観客に71分間の銃撃の
嵐という惨劇の中を
追体験させようという試みのようで
なんだかこの苦しみから逃れたければ
僕らは単に映画を見るのを
やめて仕舞えば終わりだけど
それで終われない。
画面の中の人間らの息遣いを
聞いているだけで
もういっそ早く私も殺してくれ
というような気にさえなるし
ちゃんと気分悪くなったので
その試みは成功してると思う。

どうしてもpグリーングラスの
方のあれと比較したくはなるけど
これはこれで映画としてあり
てぃだ

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