ウトヤ島、7月22日のモッチモチねずみのレビュー・感想・評価

主人公と観客の感情に大きな隔たりを感じる。
断片的と言うにはあまりにも得られる情報が少なく、発露される感情への同調ができない。

合理的判断を圧倒的な理不尽で踏み潰されると不条理感が増し、観る者は絶望を感じるし、頑張った主人公へ同情できるが、本作ではそういった点は見受けられなかった。

せめて妹を探すか、逃げるかハッキリした方が良い気がした。
過度なストレスでテンパって行き当たりばったりなのはまぁ、リアルと言えばリアルだが