まつけん

ウトヤ島、7月22日のまつけんのレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
3.8
2011年7月22日、ノルウェー人男性、アンネシュ・ブレイビクにより、オスロにある政府庁舎爆破で8人、ウトヤ島での銃乱射で69人の命が奪われたという事実を、様々な証言をまとめてフィクションにした映画。
すごいのは実際に乱射があった72分と同じ時間、ワンカットで撮影、映画の主人公のAjaと一緒に逃げてるように撮影されていて、正直犯人はほぼ映らない。(映ったら撃たれちゃうし)
フィクションだけどめちゃくちゃリアル。BGMがなくてほぼ銃声と息遣い。死に直面する感じとか、息止まる。
犯人が警察の格好してるとか単独か複数犯かとか全然わからない状況下での不安がすごい表現されていた。

実際の事件は極右で白人至上主義者が、移民受け入れに寛容な中道左派の労働党を狙った爆破テロとその青年部の10代のサマーキャンプでの虐殺で、単独犯としては歴代一位の殺人鬼に。
色々な物議を醸し出し、この殺人鬼を英雄視する人もいて、テロ被害者への脅迫なと起こっているらしい。。
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