よう

ウトヤ島、7月22日のようのネタバレレビュー・内容・結末

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

【ワンカットの没入感で主観的に見ると恐ろしさが眼球の裏にこびりつく映画】

2011年7月22日にウトヤ島を襲った無差別テロに基づいた作品。

--一体誰が?
--どんな目的で?
--なぜここで?

何もわからずただ聞こえる銃声から逃げる。
逃げよう。いや、ここで待とう。
どの選択をすれば正解なんだろう。

--なぜ助けが72分も来ないのか?
--警官が襲ってきてる?
--まっててって約束を健気に守る?

本当にパニックに陥ったら行動できるのか、自分のためにも人のためにも。助けてって声に反応できるのか。ただただ怯えてるだけなのか。

人によって考え方も想いも大切なものも違って、各々がその場でどんな選択をするのか。そしてもし自分がその場にいたらどんな選択をするんだろうと否応にも考えさせられる。

ただ、誰も予期せず起こったことであり、そして失われる必要のない命が失われた事実。

災害もテロもなんでも、人の命に関わったことは忘れてはいけないし、そこから多くを学ぶ必要がある。
そして学んだことをこれから自分に人にいろんなものに活かすために行動しなければならない。
そう思わされた。
よう

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