現在は生放送で感想中の丈兄丸

映画 刀剣乱舞-継承-の現在は生放送で感想中の丈兄丸のレビュー・感想・評価

映画 刀剣乱舞-継承-(2019年製作の映画)
3.2
2019年1月27日に「妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS」から続けて鑑賞。
約一年前の記録起こしなので、
記憶違いも多少ある”ざっくり印象”としてレビューするご無礼、お許し願いたい(定型文)。



2016年頭に、あの!虚淵玄先生(笑)もいるニトロプラスとDMMが制作したPCブラウザゲームが原作。
私は結局ゲーム未プレイだが、チラ見や話を聞く限り・いわゆる“艦これ”の女性向け版みたいものと認識しているのだが…
これがリリースすると瞬く間に人気を博し、一時には”刀剣ブーム”といった社会現象的なムーブメントまで起こしたり、
アニメ化からミュージカル・またそれとは別の舞台化など、恐らくは開発側も余裕で想像以上のメガヒットをたたき出したりとで、
リアルタイムに生きてた人なら一年に二回以上は耳にするであろうタイトルになった。
それゆえ結果的に、刀や歴史に関心が低かった人たちをも取り込ませ、関連の事業などへの経済効果・社会貢献も果たした、日本が誇るエンタメコンテンツだろう(多分)。

前述したよう、私自身はこの略称・とうらぶには正直腰が重いのだが、
チラ見した限り・舞台版キャストたちを使い、偉人・織田信長などまで出したストーリーで満を持しての映画化…
そして何より、私が大好きな仮面ライダー龍騎や侍戦隊シンケンジャーを手掛け、また進撃の巨人やジョジョのアニメシリーズ構成と、今や超人気・実力派脚本家の小林靖子(にゃん)が脚本ということで、
フリーパスをこれ幸いにと鑑賞。


だが正直、これは大変お恥ずかしい話でもあるのだが…
時代劇に慣れてなかったり、特に歴史に(義務教育で習う程度も)疎い自分からすると、
特にストーリー面は、良い悪いというよりピンと来なかったというのが正直なところ。
十割全部・何をしてるかついていけないというレベルではないのだが、
自分のような、そもそも史劇モノがあまり楽しめない(知識が無い含め)人には、
細かい描写から全体的な構成まで”この台詞・流れが何を意味するのか”というのが、
『凄い流れ変わったけど、つまりさっきのアレは、この世界(当時)では大事なことだったのかな…?』と、
ただただ憶測で自主補完しながらついていくしかなく…

無論・それは普通に勉強不足な自分が悪いのだが、それでも強いて難を付けさせてもらうとすれば、
そうした自分のような人まで含む“幅広い層や、万人にお勧めできる映画化(原作のソレとは違う意味で)では無い”という部分があるのは、正直言わざるを得ないところ…なのかもしれない(汗)


ただ、キャストたちの体現ぶりを含めた全体のデザイン・映像化や、
とらぶの世界観が織りなす新たな時代劇感・またその見せ方は、一見の価値が確かにあると言える作りこみ・力強さで、
アクションや音楽・そして織田信長まで引っ張り出した壮大な物語には、
これまた憶測になるが、恐らく肝心のとうらぶファン的には、
大いに楽しめるで作りであろう!…というのは、十二分に感じれた。


思えば、そもそも時代劇が好きな靖子(にゃん)先生に今作の脚本を任せたあたり、
いかに今作のプロデューサーたちが、意欲と品質十分に送り出そうしたかは想像するに難くないし、
メインキャストが舞台版と同じというのも、本当にこのコンテンツを大事にしていたゆえの構成なんだろうなと感じれる。
その結果、役者陣も確かな好演だったように見えたし、分からないなりにも、その揺るぎない迫力に、圧倒され、どこか感動さえ覚えていた気もするので、
(あまりにも役不足ではあるが…)私としては、これはこれで悪くない実写映画化だったのかなと、一応のお勧めはできる……かもしれない(笑)



そして全然関係ない余談になるが、
骨喰の俳優が、声優の悠木碧さんに見えて仕方なかった…
そんな一作だった(爆)