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コーヒーが冷めないうちにのringoのネタバレレビュー・内容・結末

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

オムニバス形式で、4つの物語を通して時間の儚さを教えてくれる映画。コーヒー一杯のあの短い時間だけで人生をやり直していくのがテーマ。

アメリカに行く幼馴染とのケンカ別れを直すためにコーヒーを飲むシーン。
旅館も両親のことも妹任せにしてしまい、交通事故で亡くした妹に想いを伝えるシーン。
認知症を患った妻に会いに、過去に戻って行くシーン。
幼い頃に亡くした母に会いに行くシーン。

コーヒーでタイムスリップするという非日常的なテーマだったけれど、認知症の夫婦のシーンで気づいたらぽろぽろ泣いていた。レトロな喫茶店と柔らかい雰囲気の映画だったから感情移入しやすかったと思う。

あなたの前では患者でいたくない、ずっと夫婦でいたい
という認知症の妻の手紙の言葉は心にきた…
そんなことを言い合える関係ってとても素敵だなと思った。
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