はせまる

母さんがどんなに僕を嫌いでものはせまるのレビュー・感想・評価

4.2
朝一番の新宿ピカデリー。
朝の新宿ってのもいいけど
100人以上入る劇場に観客は10人ちょっと。
無駄な音がほぼ無しの空間がたまらない。

予告からずっと観たかった作品を
やっと観ることができました。
太賀ファンの自分としてはかなりの期待を持ってました。
吉田羊も出ているということで、
作風もミニシアター系ではなかったかな。
ピカデリーで観てよかった。

親子の絆をテーマに
虐待やいじめを乗り越えて1人で生きていくタイジ。
けれど自分は決して1人じゃなくて
遠くから見守ってくれる仲間や
友達たちに救われる姿に涙しました。

劇中で何度もタイジの優しさが出ていて
芯にある優しさと自分を信じる気持ちが
とても伝わってきました。
一人称が「僕」なところとかね。

色々な人の優しさや想いに
何度も涙を流しました。
こんなに泣いたのは久しぶりかもしれない。

太賀は作品を重ねるごとに
とても素敵になっていく俳優さんですね。
コメディ作品もやりつつ
こういった真っ直ぐな役もしっかりと演じていて
というか演じてないように感じますね。
今後も応援してます。
はせまる

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