ちゃんしん

チャーチル ノルマンディーの決断のちゃんしんのレビュー・感想・評価

3.6
首相としての苦悩 。

本当の姿は知らないし真実も分からないが、昔の政治家には信念と気骨があったように思うし、国民に対して寄り添う身近な存在だったと思う。
だからこそ、チャーチルはまだ世界も社会もあまり知らない多くの罪のない若者の死を怖れ、嘆き、どうにかしようとしたのだろう。
相手が交渉するに値しないナチズム、ファシズムでなければ、歴史は変わっていたかもしれない。

本物には国民に勇気と希望を与え、進むべき未来を示し、規律と模範を自らに課して導く姿がそこにはある。
そんな政治家、今は誰もいないんじゃない?
度重なる汚職と腐敗、追従する意思決定、希望すらない未来….。
これからの若者たちの未来は?
今を動かす政治屋じゃなく、未来を創る政治家がもっと多くいれば違っていたのだろうな。
未来の為に多くの若者たちの犠牲を呑み込んだチャーチルの苦悩は、とんでもないものだったのだろう。
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