アルゼンチンからポーランドへ、頑固親父の人生最後の旅。前知識なしで鑑賞。
前半は正直退屈だったが徐々に旅の意図や内面の葛藤が明かされ、途中から切実な思いで見てた。
多くは語らずゆっくりと進むが、要所要所で主人公の性格、人生、周りの人間の思いなど垣間見えるのが良かった。
過去描写になかったけど逃げた先のアルゼンチンも恐らく軍事政権時代やから相当大変な経験をしてるんやろなあ
もう一度見直すと細かいシーンの意味が分かってより面白い。見直して気付いたけど原題はEl último traje=最後のスーツやんけ!
主人公のアブラハムは自分の欲しい言葉、とって欲しい行動を相手から引き出すのが上手い。だから女の人にもモテる。冒頭の孫娘もその素質がありそう😂