このレビューはネタバレを含みます
1945年以来、70年越しに友に会いに行くアブラハム。ドイツへの怒り、憎悪、恐怖が旅先での出会いを通して徐々に解かれていく。
父親の罪はアコーディオン
叔父の罪はバイオリン
妹の罪は1ヶ月遅く生まれたこと
親兄妹親戚を目の前で殺された過去を
〝聞いた話じゃない、この目で見たんだ〟と話すアブラハムに、ドイツに一歩でも足を付けたくない思いが伝わった。
友と家に帰る間際の、色んな思いを噛み締めた表情にほろっと涙が溢れそうに。
アブラハムの役者さんの演技に終始魅了されました。