元仕立て屋のアブラハムは88歳。
老人ホーム行き前日に見つけたスーツ、彼は70年以上前の約束を思い出し、ブエノスアイレスからポーランドを目指す。
ホロコーストを逃れた、ユダヤ人の老人が主役。
スペインからフランスを経て、そしてドイツを経由せずポーランドへ行きたいと中々無茶な事を劇中で要求する。
他のナチス関連の映画と違って興味深いのは、現代のドイツにしっかりと許しを与えている事。
大戦中にナチスが行った所業を回想でしっかり描きつつも、旅の道中で出会ったドイツ人との交流で今のドイツとの和解をほんのり匂わせる。
最後は王道ながらも、素直に良い話で結構グッと来た。
