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アフター・エブリシングのアイコのレビュー・感想・評価

アフター・エブリシング(2018年製作の映画)
3.4
Filmarksスニークプレビュー試写会にて。
前情報一切なしの試写会って初。

「ショットガン・ラブストーリー」っていう表現がもうこの作品の全容そのまんま。
SNSとかマッチングアプリとか出会いのハードルが低くなっていく一方で
容易に出会えるから1人1人の人との繋がりは希薄になりがちな今のごく普通の若者の等身大な日常なので入りやすい。

偶然出会って知り合ってまもなく発覚したエリオットの病気がそんな普通の日常を大きく変えるきっかけに。
吊り橋効果とは少し違うけど出会ったばっかりの2人の気持ちに大火を起こす起爆剤になったことは確実。
でも本人たちにはそれが【運命】だとおもえちゃぅたりする。

あたしにはありえねー!って思うけどそう思う気持ちも分かる。
熱量っていうのは高ければ高いほど低い方に進んでいくのが自然の摂理。
高い熱量を維持するには維持するだけの努力や工夫がお互いに必要。
でもそれってなかなか自分では気付けなくて出会いが運命的であると思ってしまっているほど相手は自分を理解してくれて当たり前っていう驕りがでちゃう。

そんな話って現実にも映画の世界にも腐るほど溢れてるから設定に新しさはあっても新鮮には感じられなかった。
ここをどう評価するかで評価が分かれそうなところでジャンルとして好きな人にはとてもハマる作品やと思う。


始まってすぐ思ったのは自分では絶対選ばないしあらすじ読んでたら試写会に応募したかも微妙かもってこと。
でもここがFilmarksのスローガン【いい映画と出会おう】の大きなきっかけになる可能性もありそう。
あえて観る人を選ばないことで新しい出会いを生む可能性がある半面、好みではないジャンルの人も観ることでレビューが辛口になってしまう可能性もある。
あえて好みそうな人を集めて初期評価を上げることに走らなかったFilmarksさんに大拍手👏👏👏
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