アダマンタイマイ

博士と狂人のアダマンタイマイのネタバレレビュー・内容・結末

博士と狂人(2018年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

上品な音楽と言葉遣いが、作品の時代背景と辞書作成という偉大なテーマを我々に常に潜在的に意識させる良い仕事をしていた。
抗精神病薬の登場で今でこそ治る病気となった統合失調症だが、当時はどうやっても治らないのでロボトミーや電気けいれん療法など様々な非人道的な治療法が半ば実験的に行われていた。そこを考えるとあの時代ではあの扱いはあんなもんとも思えるし、本を買ってあげたりしてた院長もそんなひどい人じゃない。(電気けいれん療法から非人道的問題を考慮して派生した修正型電気けいれん療法は現在でも精神疾患領域で使われているし、実際に効果を上げているのは補足させていただく。それと描き方の問題だとは思うがあの症状だとパラノイアやPTSD感はあるが…)
あとショーン・ペンの怪演は必見!
アダマンタイマイ

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