孤島の灯台が舞台の密室スリラー。密室じゃないけど他に人がいない場所で2人の男しか出てこないので舞台劇のよう。
ただし会話だけでなく、謎のシーンがところどころに挿入されているので飽きない。
台詞に神話や白鯨の一節がちょくちょく登場して、欧米のインテリが好きそうな作品という印象。
モノクロで最初は地味だと思って観てたけど、怪しい雰囲気にどんどん惹き込まれました。
ウィレム・デフォーとロバート・パティンソンの酒飲んでからの壊れっぷりがすごい。
酔って踊ったり、チークダンスしたり。ブロークバック・マウンテンにはならなかった(≧∇≦)
ていうかロバート・パティンソンてトワイライトとかハリポタのイケメンがヒゲボーボーですっかりおっちゃんになっててびっくり。でも目のギラギラ?キラキラは変わらないのね。
ウィレム・デフォーは信用できないクソジジイの役が似合いすぎ。
ストーリーはあって、ないような。リアルに起きたのか、どちらかの幻影なのかも途中から分からなくなる。
カモメ、人魚、灯り、犬、タコ?、プロメテウスなど、細かいモチーフが散りばめられていて、解釈は観た人がそれぞれ妄想して楽しめそうです。
最初はパワハラお爺にいじめられた新人君のピリピリした話で、途中から船が来なくなってヤヴァイ雰囲気になってからが特に面白&怖かった( ´ㅁ` ; )