まいこう

ライトハウスのまいこうのネタバレレビュー・内容・結末

ライトハウス(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

日頃は極力ネタバレなしレビューを書くようにしてるのですが、この作品に関しては自分には難しいのでネタバレありで書いてみます…

観終わった後、???となってしまい解説を読んでやっと納得というか方向性を理解というか…ちなみに読んだのは以下です。

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徹底解析ページ | 映画『ライトハウス』公式サイト
https://transformer.co.jp/m/thelighthouse/secret/
映画 『ライトハウス』 解説&考察 【ネタバレあり】
https://note.com/iso_zin_/n/ncdb77dae5ed8
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ロバート・パティンソン主演の『ザ・バットマン』が好きだったので他も観てみたいと思い、インタビューでこの映画の撮影時のエピソードを話されてて気になったので観てみましたが、自分には作家性が強くてというか、かなり実験映像っぽかったのでよくわからなかったです。
一番身近な例で言うと、夢日記を毎日つけた結果夢と現実の区別がつかなくなった時のことを思い出しました。その点で現実と虚構の境目がわからなくなる演出は臨場感がありよかったです。

窮屈な画面サイズによる緊迫感と白黒映像&不穏な音響効果による演出はよかったけど、じゃあこの映画が普通のカラー映画だったら…と考えるとあんまり怖くないような気もして不思議に思ったり…
画面構成や美術はどのカットもかっこよくて好きでしたが、肝心の内容にはいまひとつ入り込めずに終わってしまいました。

ロバート・パティンソンとウィレム・デフォーの演技には鬼気迫るものがあり、迫力と剣幕に圧倒されました。ほぼこの2人しか役者さんが出てこない中、演技力に支えられてる部分がかなり大きいなーとも思いました。
あとウィレム・デフォーは個人的にウェス・アンダーソン監督作品のイメージが強かったため、ここまでのクソジジイにもなれるのかと新鮮でした。
この2人の演技の部分では非常に楽しめてよかったです。

考察はご自由に的なタイプの映画のようだけど、自分の中では最初から新人だけ狂ってる説が一番しっくりくる…と思いつつもだから何だ?って感想もあります。
わかりやすい作品が好きなタイプには向かない映画だったな…

あと、ゲームの「Return of the Obra Dinn」を思い出してまたプレイしたくなりました。人魚やら海の神話的な要素はこのゲームをやってたおかげでうっすらわかった面もあったのかな…
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