瓶

ライトハウスの瓶のネタバレレビュー・内容・結末

ライトハウス(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

今まで観た映画のなかでいちばんやばかったと思う
何が起きているかわからない、狂気、何が起きているかわからない のヤバヤバサンドイッチみたいな映画
大の大人が理性を捨てて感情に任せるとどうなるかというシチュエーションに近い気もした とにかく躁鬱が激しすぎる しかも鬱のときよりも躁のときの二人のほうがめちゃめちゃ怖く見えた あんなに大声で騒ぎ倒して踊り狂っている大人の姿、見たくね~!
正直、3分の2くらい理解できてない 神話とかもいろいろベースになっているようで
とにかくこんなブラックな親方のもとで働いても体も心も壊してしまうわよ!一刻も早く辞めなさい!って思って観てたけど、もしかしてウィンズロー全然働いてない?大サボりしてたからあんなに言われてた?
ウィンズローという名前は木こり時代に殺してしまった助手の名前で本当はトム・ハワードらしい 個人的にはこのへんは鑑賞中まったくわからなくて真面目な労働者人格ウィンズローと大サボりクズ人格トムなのか?と思っていた
荒れ狂う海、けたたましく鳴くカモメ、立ちはだかる灯台、35mmモノクロの映像だからこそ出る味わいがありましたね 怖さと深さの共存というか ほぼ正方形の画角だからこその窮屈な感じとかも出てたなあ
やはり人間、、、人間が最終的に怖いのよ 狂気とエンタメは紙一重なのでは?とも思った お料理美味しくない論争ちょっとウケた 嵐で灯台に閉じ込められてイライラしてストレス溜まりまくった挙げ句に喧嘩する内容、それ?
最後、灯台の灯りを見てウィンズローはめちゃくちゃ叫んでたけどその灯りに一体何を見たのだろう 過酷な労働とか最悪な人間関係を終わらせてのご褒美みたいなものに見えたのか、それとも灯りという真っ白くて眩しい光のなかに自分自身が見えてそれまでの行いがストレートによみがえってきた的なものなのか?
本当に狂っていたのはだれなんだ……
音響もよかった 灯台のブオオって音が最高 重々しい音良すぎ!
2回目、観たくないけど観たい……
瓶