filmarksさま試写会にて。
視覚、聴覚が研ぎ澄まされたよう。
上映中わたしはなにを見ているのか分からない状態だった。この映画はwatchではなくthinkする映画だと、後に気づく。
人はどうやって物を認識しているか。それは見たい物に光を当てた時に分かる。光を吸収した色を混ぜていくと、すべての光を吸収する黒になってしまう。赤と青だった2人も黒になってしまったのか。
様々なモチーフが随所にちりばめられ、精密に練られた脚本に言葉が出ない。簡潔に申し上げて、とても好きな映画だった。
(体調不良で楽しみにしていたトークショーを聞かずに退出してしまったことが悔やまれる。)