凄く期待していた映画。ジュネッペ事件は知っていた。
パンズラビリンスと並べる声も聞くけど正直その気配はない。ギレルモよりもヨバナに近いのではないかな…
ルナにジュネッペ、ルナを取り巻く同年代の友人と、メインの子役がピュアで清々しい。でも大人が本当にずるい。ジュネッペの監禁シーンが容赦ない。凄く面白い。ストーリーも最初から最後までのめりこめた。あ、この映画凄く好きって思った。だからラストに納得がいかない…
鎮魂、魂の浄化というテーマなのかなと思う。それは分かる。けど、ルナに入れ込んで見ていたからラストで拍子抜けした。ジュネッペの魂の浄化もだけど、ルナが抱える喪失感の浄化をしっかり書くべきだったのでは？
直接的な描写でキャラの心情を丁寧に追い続けていたため(作中もファンタジー感は目立ったけど)最後の抽象的な演出を飲み込むのに時間がかかったのかもしれないけど…
ん〜〜凄く好きだったんだけどなぁ…個人的になんか勿体無いです。
あ、最後だけギレルモ感はありました。ギレルモは最初から最後まで徹底して神話を書くけどね！！！
