ゆきたん

チャンブラにてのゆきたんのレビュー・感想・評価

チャンブラにて(2017年製作の映画)
4.0
被差別人種ロマ族に生まれた男の子の話で、どうもこの主人公のピオ君は本物のロマで出演者も本物らしいので半分ドキュメンタリーということらしい。が、もう名子役と言っていいほど演技力があり雰囲気もある。めちゃめちゃかっこいい。ストーリーは創作だと思いたいけどすごくつらい話で、でもおそらくこんなことはアルアルなんだろうなと思われる。ものすごいスピードで大人にならざるを得ないこの過酷な環境、かわいそうだけど日本のそこらへんにいる大人の男よりも遥かにしっかりしてるし度胸もあって、まだ14とか15くらいに見えるけど酒飲むわタバコ吸うわ盗難車売りつけるのに金ふっかけるわ、くわえタバコで札数えてるとこなんか完全におっさんだし、強い。よくないけど強い。かっこいいと思ってしまった。
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