このレビューはネタバレを含みます
先生おすすめの作品だったので、観てみた。
映画には非現実的で楽しさを求めるタイプなので好きな話ではないけど、知っとくべき話なのかとは思う。
そういう生活があるのも知らなかったし、ジプシーが何なのかもよくわからなかったけど、今回の映画で一部を知ることができた気がする。
その日暮らしをしてる人たちは先のことを考える前にまず今生きるためのお金を得ることが大事なんだよね。
最後、母親の元を離れて、二手に分かれる(子供達のグループと大人の男のグループ)ところで、男のグループに歩いたところでピオの大人になったのを演出したのかな。
大人になるってどういうことなんだろうな。よくしてくれた友達を裏切っても平気な顔をすること?女を知ること?よくわからないな。
ピオ自体はとても優しい子でいいと思うのに、これからきっと間違った方向に進んで行ってしまうのかと思うと悲しい。
まぁ「間違った方向」というのは私の基準でだけど。あの社会では何も間違ってはないのかもしれない。
アイヴァはすごく良い人だった。めっちゃ優しいし、頑張ってるよね。何の仕事してるのか掴めなかったけど。
集めてきたものが盗まれたのほんと辛すぎる。あの後彼はどうなっちゃうんだろう。ピオに焦点が向いてるからその後は描かれなかったけど、ほんと絶望だろうな。描かれなくて逆に良かったかもしれない。
辛すぎる。
現状を知る映画なのかもしれないけど、やっぱり観終わって悲しくなる映画はダメだなぁ…