YUMI

ザ・プレイス 運命の交差点のYUMIのレビュー・感想・評価

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スカッと簡潔明瞭なアメリカ映画を見慣れているので、な〜んか消化不良な感じ。
神を感じたいという若い娘には「妊娠しろ」。目が見えるようになりたいと言う青年には「女を犯せ」。この繋がりはわかる。
グラビアガールと一晩過ごしたいと言うオッサンには「女の子を守れ」と言い、息子のガンを治して欲しい男には「女の子を殺せ」と。これはパラドックスだよなあ。
夫の愛を取り戻したいという女性には「どこかの夫婦を破滅させろ」。これもわからん。この女性はもともと夫のDVに苦しんでいたんじゃないの?願うんなら、夫の暴力をやめさせて、じゃないのかな。
夫のアルツハイマーを治して、の老婦人に「爆弾仕掛けろ」に至っては、もうチンプンカンプンだし、美人になりたいと言ってた女性は元々美人。
息子を立ち直らせたい、という警官は、こんなとこに頼みにくる前に自分が息子にして来た事反省しろ!って感じだわ。
おまけに、こいつが主人公の指示(被害届を揉み消せ)に従ったせいで、DV被害の女性、死んじゃったし。
ま、そんなこんなで、この主人公も、この仕事?がイヤになって、カフェの店員に肩替わりしてもらったんだろうけど、なんかモヤモヤだけが残ったなあ。
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