早稲田松竹ホン・サンス特集ラスト。
ここまでの3本(それから、夜の浜辺でひとり、正しい日間違えた日)で感じた、言葉や感情の機微の微妙なニュアンスに対する自分の理解度の不安が、クレアが媒介となって英語でやり取りされることでだいぶ解消された。それはもちろん僕の英語力によるものではなくて、他の作品と比べて明らかに親切にセリフが作られていたということなのだけど。
で、結局この人の映画って、密な会話によって逆説的にどうにもままならないディスコミュニケーションを描いているんだなと改めて思ったし、そう考えると他の作品の捉え方も違ってくるので、諦めずに今回全部観られてよかった。