クレアのカメラの作品情報・感想・評価

クレアのカメラ2017年製作の映画)

빌링블록/Claire's Camera/클레어의 카메라

上映日:2018年07月14日

製作国:

上映時間:69分

3.6

あらすじ

「クレアのカメラ」に投稿された感想・評価

toro

toroの感想・評価

3.8
早稲田松竹ホン・サンス特集ラスト。

ここまでの3本(それから、夜の浜辺でひとり、正しい日間違えた日)で感じた、言葉や感情の機微の微妙なニュアンスに対する自分の理解度の不安が、クレアが媒介となって英語でやり取りされることでだいぶ解消された。それはもちろん僕の英語力によるものではなくて、他の作品と比べて明らかに親切にセリフが作られていたということなのだけど。

で、結局この人の映画って、密な会話によって逆説的にどうにもままならないディスコミュニケーションを描いているんだなと改めて思ったし、そう考えると他の作品の捉え方も違ってくるので、諦めずに今回全部観られてよかった。

このレビューはネタバレを含みます

早稲田松竹

クレア(のカメラ)は最後まで芸術家気取りの狂言回しなの?と思ったけれど、最後のシャッター音でタイトルがばっちり回収されていた。
こういう演出はいかにもアート映画という感じでグッとくるー
時間の確かさを宙づりにしたまま続く二人の女性のドキュメント。二人ともマニとクレアではなくキム・ミニとイザベル・ユペールとして現れるところが強い。
物語内の時間、カメラを回した時間、観客が映画を観てる時間が混ぜこぜになって、クレアが撮る写真のようなストレンジさが我々の感覚に浮かび上がる。チョン・ジニョンがユペール様のところへ席を移ってからグーグル検索の話になるまでの沈黙の時間が至高。腿の上のコーヒーカップの情けなさよ。

茶のガムテープが映画の最初からテレビの下に置かれてるのに、最後段ボールを閉める時に使われるのは緑と透明のテープ。クビになった後で社長と二人で写真を撮るマニの行動も気になりますね。
nagashing

nagashingの感想・評価

3.5
つじつま合わせがいい加減とはいえ、かなりわかりやすいホン・サンス。話の端緒の「突然、意味不明な理由で解雇される」という不条理を紐解いてくれるだけでじゅうぶん親切。台詞の半分以上がシンプルな英会話であることもプリミティブな印象を助長。ユペールがたんなる狂言まわしで終わってしまったのはつまらん。大女優に遠慮してしまったのかしらんが、こんな淡白な役をユペールにあてがうほうが失礼。映画監督のおっさんのキレ芸ほめ殺しには笑った。キム・ミニとユペールが邂逅するバックで海への飛び込みがくりかえされるリュミエール感がヤバい。
りさ

りさの感想・評価

3.1
前半少々寝てしまったので内容が飛んでしまった、、
韓国の映画は初めてみたのでほぼワンカットで撮るところ、ズームがホームビデオのようであったことに驚いた。
クレアのカメラによって事件の真相が明らかになって行くという点では結局彼女は探偵のような役割だったんだなと感じた。
キムミニが海辺を歩くシーンは彼女の伏せ持つ凛とした空気感と波間に反射する光にこころが揺さぶられたことを良く覚えている。
眠気まなこで見てしまったことを後悔しているのでもう一度見たい。
4

4の感想・評価

-
クレアのカメラで小さく変わっていく人たち。
社長は公私混同しすぎだし、監督はホットパンツに怒るしで、少しもやもやするところもあるけど、クレアの周りにはいつも穏やかな雰囲気が漂っていてよかった。
海と街が綺麗。
あんまり面白くない。
カメラワークが好きになれない。
だけど監督の公私混同感は最高だよ。
タイトルロールに例のごとく可愛らしいハングルが浮かび上がると、あっ、ホン・サンス作品だなあってゆるくテンションが上がります。その空気間の中のイザベル・ユペール様とキム・ミニ様が並んで何やらやり取りしているだけで満足感貰えるんですよね。特にユペール様の余力感がたまりません。たまにはこういう映画も良いものです。(早稲田松竹)
moi

moiの感想・評価

4.0
正直さは後から身に付けられるものではない。うまれもったもの。むむ…
あとキムミニの歌声がとんでもなく綺麗でよかったね。
堊

堊の感想・評価

3.5
かなりロメールっぽい。「あっここドゥルーズの『シネマ』でやったとこだ!」みたいな感じで見れた。写真を撮ることで変化する云々は柴崎友香の『わたしがいなかった街で』っぽい。
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