ネットに動画なんてあげたりしてるけどリアルでの達成感が全然なく、いろいろもがく中二女子の話。無理してパリピ?の仲間に入ろうとして居心地悪い感じがリアルに描かれている。しかしその痛々しさがどうも露悪的な感じにまでなっているようで、なんでこれで映画を作ったの?というのがあんまりよくわからない。最悪な中学時代に別れを告げる、みたいな爽快感はまったくなく、高校生になってもまた同じように最悪な日々を過ごしそうで、それでいいわけでも悪いわけでもなく、ずっとそういうものなのだという閉塞感がとてもしんどい映画だった。
これをデジタルネイティブ世代のフラットな人間関係を肯定的に描いている、みたいに観ることはできなかったけど、同世代からすればそういうふうに思えるのだろうか。